
うつ病と診断され、現在休職中、復職にむけて準備中のオマチです。
最近、メンタルヘルスという言葉はよく聞くようになりましたが、うつ病に対する世の中の理解は十分ではなく、未だに誤解されている方も多いと感じています。
そんな中で、
自分はうつ病なのか? うつ病で休職なんてできない、いっそ退職してしまおうか?
と考えたり、お金や家族との関係、今後の人生などについて、いろいろと悩んでいる方も多いのではないかと思います。
ついては、私が実際にうつ病と診断されてから、休職を選択する過程や、休職期間中の過ごし方、家族との関係、お金の話、復職にむけての準備などについて体験したことを書き記しておこうと思います。
うつ病とは
「脳の働きに何らかの問題が起きた状態」と考えられています。
そして、精神的症状や身体的症状を伴います。
つまり、治療が必要な、れっきとした病気なのです。
私の場合でいうと、精神的には「何をするにも億劫」、「何ごとにも興味や関心がわかない」、「笑えない」、「世の中から消えてしまえればいいのにと思う」などの症状がありました。
身体的には、「体がだるい」、「すぐ疲れる」、「めまいがしてふらつく」、「息苦しくなる」、「夜中に何度も目がさめる(睡眠障害)」などの症状がありました。
その他にも、人によっては頭や肩、腰などに痛みが生じるといったこともあると言われています。
私も実際に自分がうつ病になるまでは、正確に理解できていなかった部分もあり反省しています。
うつ病はメンタルが弱い人間がなる病気であるとか、心の風邪というような表現がされたりして、そこには「弱さ」や「甘え」といったものが見え隠れしますが、決してそんなものではありません。
うつ病は、いまや誰が発症してもおかしくない脳の病気だと理解すべきです。
参考までに以下のサイト情報をご紹介しておきます。
【参考サイト】塩野義製薬と日本イーライリリーがうつ病について啓発を行うウェブサイト
うつ病の発症から診断に至るまで
うつ病の前兆
2018年の7、8月は、連日、とくに酷暑といえる日々が続いていました。
そして、大型の台風がいくつもきたりして、もともと低気圧になると調子が悪くなる私は「しんどいなあ」と感じる日々が続いていました。
その時は、夏の暑さによる疲れ(夏バテ)と、台風等による調子の悪さが重なって、いつもより気分がすぐれなかったり、体が重いと感じているのだろう、と私は思っていたわけですが、
今から思えば、それは「うつ病の前兆」だったのです。
何故なら、体調の悪さ(だるい等)以外に、あきらかにやる気がでない、何に対しても興味がわかない、笑えない、といった、これまでにない症状がでていたからです。
残念ながら、当初はそれにまったく気づかず、まさか自分がうつ病だとはまったく思ってもいませんでした。
うつ病の本格的な症状が発生
しんどい毎日が続いていましたが、仕事自体は落ち着いていたので、なんとか会社には夏休みをとりながら通い続けていました。
ところが、ある日、自宅に着いた瞬間に体から全てのエネルギーがなくなってしまったのです。
正確には、体からエネルギーがなくなってしまったと感じた、のです。
この時に、実は自分はかなりマズイ状況なのではないか? とはじめて思いました。
その後の土日の2日間は、とりあえずたっぷり寝て休養したことにより、少しエネルギーが復活した(感じがした)ため、翌週の月曜日から、また会社には通い始めましたが、
その週の半ばには、またもやエネルギーがなくなりました。
例えていうなら、まさに「ガス欠状態」です。
こんな状態ではとても仕事を続けられないと思い、すぐに上司に報告したところ、すぐに医者に行くようにすすめられました。
診療内科(メンタルクリニック)を受診
自分が思っていたより、かなり急速に状態が悪くなったと感じたため、すぐメンタルクリニックで自分の状態、症状を全て隠すことなくお医者さんに伝えました。
ちなみに、最近、心療内科の数が増えていますが、専門医ではなく内科と一緒にやっているお医者さんもあります。
そういった専門医でないお医者さんは、薬を処方することはできますが、なかなか話をよく聞いて、患者の状態にあわせてきめ細かく薬をかえたり、増減したりといったところが期待できない傾向があるように思います。
従って、できることなら専門医にかかること、そしてお医者さんが自分の話をよく聞いてくれるかどうか、話の内容からきめ細かく対応してくれるかどうか、を判断すべきだと思います。
さて、話は戻りますが、結果としてお医者さんから言われたのは以下のとおりでした。
「うつ病ですね。〇ケ月自宅療養が必要ですので診断書を出します。」
まさに「青天の霹靂でした」。
まさか自分が、うつ病?
ふと頭によぎったのは、そんなすぐ、そんな長期で会社を休むわけにはいかないということです。
が、診断書が出てしまった(結果的には出てよかったのですが)ものは仕方ありません。
診断書を手に自宅に戻り、まずは家族に説明することになりました。
家族も大変ショックを感じていたように思います。
うつ病の困ったところは、よほど重度でなければ、外見的には普通もしくは元気があるように見えてしますところです。うつ病だけでなく、メンタルの病気に共通することではありますが。
私の場合、家族といろいろ話し合ったのですが、うつ病に対する理解がないこともあり、諸般の事情により、休みを取りながら会社で仕事を続けつつ、通院という形をとることにしました。
後から考えると、この時に休職しておけば長引かなかったのになという思いはありますが、当時は家族との関係から、こういう形をとらざるを得なかったのです。私にとっては苦渋の選択でした。
会社への報告
上司にも正直に、メンタルクリニックで〇ケ月の自宅療養が必要との診断書が出たこと、ただ家族との関係上、休職するのは厳しいこと、よって休みをとりながら通院で対応したいと報告しました。
私の話を聞いた上司は、それでも一度休職してはどうか? と言ってくれました。
大変理解のある上司で助かりましたが、私もそれなりに仕事をかかえており、休職すると周りに迷惑をかけることもあり、休職しないことでお願いをしました。今から思えば甘い考えでしたが。
その後、人事にも相談し、産業医との面談も経て、このタイミングでは休職はしないことになりました。
一か月後
抗うつ薬を飲みながら、休みもとりながら会社に通っていましたが、やはり打合せや出張、少しこみいった資料作成等をすると、しんどいなあという感じがありました。
そして、薬の副作用もあり、夜、眠れなくなったり、食べ物の味がしなくなったり、足に力が入らなかったりと、あらたな身体症状が出はじめました。
結局、10月のある日、全く眠ることができなくなり、会社に電話で休職を申し出ました。
最初から医者の言うことを聞いておくべきであったと今は深く反省しています。
一旦、まとめ
・何らかの症状が出たらすぐ医者に行くこと
・医者の診断には従うこと
・うつ病の治療は何よりも服薬と休養であること
・判断力が鈍っている時に大きな転機(退職、離婚など)となる判断はしないこと
最初は軽症でも1日中自宅で寝ているだけの生活になりますが、それも大事なことです。
会社のこと(途中で放り出した仕事のことや周りの皆さんに迷惑をかけているであろうこと)も気になりますが、それを考えても体調は良くはなりません。
まずは治療することを最優先すること!
これが自分のためにも家族のためにも一番大事なことだと思います。
休職にあたり確認すべき重要なこと
給料はいつまで支給されるのか
休職する場合に、真っ先に気になるのは給料がどうなるのか?ということです。
休職することにより支給額が減る、あるいは全く支給されないというケースもあり得ます。
まずは会社の就業規則を確認するか、休職するのが確実な場合は人事に確認しておきましょう。
私の場合は6ヶ月までは減額されることなく給料が支給されることが確認できていたので、その面での心配は必要ありませんでした。
なお、そもそも支給されない場合は「傷病手当金」制度を利用しましょう。
休職してから4日目以降を対象に、給料の約2/3を健康保険組合から受給できる制度です。
これについては、派遣社員の場合でも一定の条件を満たしていれば受給できますので、派遣元もしくは健康保険協会への問い合わせをしてみると良いでしょう。
そういう制度があるということを知っているだけでも、かなり休職への心理的ハードルは下がると思います。
【参考】全国健康保険協会の公式サイト
休職が可能な期間はいつまでか
休職にあたり、休職が可能な期間も就業規則もしくは人事に確認しましょう。
特に、休職期間が年単位となってしまいそうな場合は必ず確認しておくべきです。
理由としては、一定期間を超えてしまうと退職になってしまうからです。
ちなみに、私の場合は2年半ということでしたので、この点に関しても安心して休職を選択することができました。
とにかく、分からないこと、不安に思っていることがある場合は、人事やかかりつけ医に正直に相談、確認することをおすすめします。
休職期間中の自宅での過ごし方
次に、どうすればいいのかと思い悩むのが休職期間中の過ごし方です。
体の状態によって、過ごし方をかえていく必要があると思いますので、それについて説明します。
休職してすぐの期間
最初のうちは、おそらくほぼ寝たきり状態の日が続くのではないかと思います。
本当にこんな寝たきりの状態を続けていていいのだろうか?と不安になったりしますが、うつ病というのはそういうものですから気にする必要はありません。
寝たいだけ寝ましょう。それがうつ病の治療なのです。
但し、お医者さんからも言われると思いますが、昼夜が逆転しないように注意しましょう。
そして、服薬しながら、たっぷり睡眠をとれば徐々に疲労感もやわらいでいきます。
気を付けないといけないのは、復職を焦らないこと。
不安な気持ちは分かりますが、まだしんどいのに無理をして散歩したりするのは逆効果です。
なお、できれば、毎日、自分がしたことや、起床、就寝した時間、気分、食欲、その他を記録しておくと、かかりつけ医に現状を説明するときに便利です。
私も毎日、簡単にではありますが、上記をメモしていました。
疲労感が少しやわらいできたら
まだまだ無理は禁物です。
外に出るのは控えて、自宅でできることをやりましょう。
私の場合は、テレビを見たり、Amazonプライムでビデオを観たり、kindleで電子書籍を読んだり、音楽を聴いたりして過ごしました。
そして、少し疲れを感じたら横になる。楽になったら映画を観たりする、の繰り返しでした。
無理なく外に出れそうになってきたら
天気が良い日は、少し自宅の近くを無理のない範囲で散歩してみましょう。
散歩をするのが気持ちいいと感じることができれば徐々にではありますが回復している証拠です。
私の場合は、休職してから1ヶ月後くらいから、最寄り駅まで散歩してお茶を飲んでみたり、たまに図書館にいってみたりということを時々していました。
そして自宅にいるときはブログを書いてみたり、家事を手伝ってみたりもしていましたね。
家族との関係で自宅にいづらいと感じる場合
実は、私はまさにこのパターンでした。
自宅ではなく、自分の居場所を外に確保できないか?と真剣に考えたことがあります。
しかしながら、実際に図書館やカフェなどいろいろと試してみましたが、自宅の外でゆっくり体を休めることができる場所はありません。
この場合は、家族と話をして、理解はされなくても自分の思いや状態はしっかり伝えるしかないと思います。
そして、自宅でゆっくり休養することが結果的には自分にとっても家族にとってもベストな方法ですので、それを信じて回復につとめてください。
うつになった原因
休職していろんなことを考える時間が増えました。
そんな中、自分はどうしてうつ病になったのか?について、その原因を考えてみました。
一般的には、環境の変化(仕事、家族)や加齢によるものなどもあるとは思いますが個人的にはどうだったのか。
復職後は、原因と思われることに注意して生活しないと、また再発ということにもなりかねませんので、冷静になって原因を考えてみることは大切なことだと思います。
約10年前にパニック障害に
私の場合、約10年前に、高速道路を運転中に急に冷や汗が出て体がかたまったり、仕事中に激しい動悸がしたり呼吸がしにくくなったりしたことがありました。
その都度、循環器系の検査をしましたが結果は異常ありませんでした。
そして、最終的には心療内科を受診することになりました。
パニック障害(その後は不安障害)になった理由も実ははっきりしませんが、
その年は、従事していた仕事がものすごく大変だったのと、これも関係の有無はわかりませんが、友人が亡くなるなど精神的にしんどいと感じることがあったのは事実です。
その後、心療内科に通いながら処方されていた薬(メイラックス、ソラナックス)も服用していましたが、完全に治ることはありませんでした。
今回のうつ病は、もしかしたらパニック障害等の延長線上にあるものなのかも知れません。
数年前は人間関係に苦しんだ
数年前には、職場での人間関係で苦しい日々を送った時期がありました。
人間関係が悪いというのは精神的に本当にキツイです。
その時も一時眠りが浅くなるとことがありましたが、何とか持ちこたえたことがあります。
しかしながら、その時期に結構なダメージを受けたのは事実です。
これも、今回うつ病になった、いくつかあるうちの理由の一つではないか、と考えています。
目標を喪失した
子供が大学に入り肩の荷がおりた一方で、一生懸命子供に関わってきた、その反動なのか?
目標がなくなった感じ(喪失感というのでしょうか)がありました。
職業人としても、年齢が年齢ですから、これからどうしたものか?という、気分の落ち込みとまでは言いませんが私生活においても仕事においても今後の目標がない状態になりました。
これもいくつかある理由の一つかも知れません。
復職後に注意すべき点
私の場合は、以上のようなことがうつ病になった原因と考えられます。(あくまで推測です)
従って、今後、復職後に気を付けないといけないのは
・不安障害等をうまく付き合っていくこと(決して無理はしないこと)
・職場での人間関係がおかしくならないようにすること(すべてに距離をおくこと)
・今後の人生においての目標をもつこと
だと思っています。
これまで、私の場合は何においても少し無理をしてきた感じがありますので、少し肩の力をぬいて、ゆっくり、気楽に、趣味をもって生きていきたいと思います。
抗うつ薬の副作用について
服用している薬の種類
私がかかりつけ医から処方されて服用している抗うつ薬は、トレドミンとイフェクサーです。
それ以外に、睡眠障害があるため、睡眠剤としてベルソムラ、
血液検査の結果、亜鉛と甲状腺ホルモンが少ないことが分かったので、それぞれを補充するものとしてノベルジン、チラーヂンを服用しています。
抗うつ薬の副作用
私の場合、当初はトレドミンだけを処方されたのですが、しばらくすると、あきらかにおしっこが出にくくなりました。いわゆる排尿障害です。
これが結構辛いのと、こんな副作用が出て大丈夫か?と非常に心配になったためかかりつけ医に報告したところ、
明らかにトレドミンの副作用ということで薬をイフェクサーに変更することになりました。
しかしながら、いきなりトレドミンを止めると離脱症状が出る可能性がある為、少しずつ減薬しながら、同時並行でイフェクサーの量を増やし、最終的にはイフェクサーのみになりました。
トレドミンを減薬しだしてから排尿障害はマシになりましたので、やはり薬のせいだったわけですが、それだけ薬の効き目が強いということなのでしょう。
それ以外には、ふらつきや日中の眠気、便秘などを感じることが多くなりました。
これがトレドミンの減薬による離脱症状なのか、或いはイフェクサーの副作用なのかははっきりしませんが、
ふらつきと、睡眠薬を飲んでいるにもかかわらず依然として中途覚醒が続いていることから、メイラックス(抗不安薬)とレスリン(抗うつ薬)が追加になりました。
医療費・薬代が高い
うつで休職することになってから、基本的には毎週一回通院しています。月に4、5回です。
一回行くと受診料が約1500円程度。
薬代は当初は2000円弱でしたが、亜鉛の薬(ノベルジン)を処方されたときは2週間分ですが薬だけで6000円以上して驚きました。
人生で薬代でこんなに払ったのは初めてで、計算間違えてませんか?と薬局で聞き直したくらいです。
どうも、ノベルジンという薬が非常に高く、薬価を見ると一錠270円くらいするのを毎日3錠飲むわけですから、それは高くつきます。
この時に初めて、お金がないと病気になっても医者にいけないというのは現実の話なんだなと思いました。
但し、うつ病の場合、「自立支援医療」制度というものがあり、申請用の診断書が必要にはなりますが、自己負担割合が3割から1割へ減る(行政によっては月間の負担上限額が決まっているケースあり)という方法がありますので、ぜひかかりつけ医と役所などに確認してみてください。
【参考】自立支援医療(精神通院医療)について 厚生労働省サイト
うつ病になってよかったことと悪かったこと
うつ病になって良かったことなんてあるの?と、思う方がいらっしゃるかも知れません。
確かに、いろんな精神的、身体的症状を伴う病気ですので辛いのは間違いありませんが、私自身がよかったと思ったこと、悪かったと思ったことを書いていきます。
よかったこと
・健康の大切さが分かる (これまでは健康なのが当たり前だと思っていたがそうではない)
・今後、うつ病になった人の苦しみが理解できるし、どのように接すれば良いかも分かる。
・自分が会社にいなくても仕事・組織はまわる。 (迷惑はおかけしてます。すみません)
・人生における優先順位が分かる。 (楽しむために人生がある)
・サラリーマンであることの有難みが分かる。 (休んでいても給料が出る)
健康が大切とか、楽しむために人生があるとか、頭では分かったような気になっていたんですが、実際に病気になってみないと実感できません。
そして、今回強く思ったのが、最後のサラリーマンの有難み。
これまでは会社に行きたくない、仕事したくない、会議とか面倒くさい、早く辞めたい、なんて思っていましたが、
もしこれが自営業だったとしたら、仕事ができない間は収入がない訳で、なかなか休養に踏み切れなかったり、休養せざるを得なくなったら、たちまち生活に困窮したりする可能性もあるわけです。
こういう時には、会社はセーフティネットとして機能してくれるわけです。ありがたいですね。
悪かったこと
・症状が辛くて苦しい。
(夜眠れない、味覚がおかしい、まっすぐ歩けない、楽しいと思えることが一つもない等)
・来年の夏のボーナスが大幅減額。(働いてないから仕方ないですが)
・家族が意外と冷たい。
(私がそれなりに元気そうに見えることもあるのかも知れないし、病気に対する理解がないこともあります)
最後の点はさみしいと感じることもありますが、前向きに考えるならば、私自身が家族に依存しすぎていたということも認識することができた、と言えるでしょう。
復職にむけての準備について
当初、自分は軽症なので(と自分でそう思っていただけ)休職期間については1ケ月もあれば大丈夫だろうと楽観的に考えていましたが、とんでもない勘違いであったことが分かりました。
私のような重度ではない場合でも、3ケ月くらいはみておいた方がいいんじゃないかと思います。
そんな中、私は休職してから2ケ月後から、徐々に復職に向けての準備を始めました。
準備の内容
簡単に言えば、通勤訓練です。
その内容としては、通勤時間帯(私は休職前に通勤していたのとまったく同じ時間)の電車に乗り、会社の近くまで行き、午前中をカフェで本を読んで過ごし、お昼ご飯を食べて帰ってくるというものです。
実際にやってみると、最初の1週間はかなり疲れました。
通勤するだけでもこんなに疲れるんだ…はたして自分は無事に復職できるのだろうか?
と一瞬不安に思いましたが、その後も同じ生活を1ケ月ほど続けたところ、とりあえず会社への往復と午前中に仕事をするくらいは大丈夫だな、と自信がもてるようになりました。
実際に復職するにあたっては、おそらく試し出勤(最初は週の何日か、午前中だけ軽作業して帰る。その後、少しずつ時間を延ばしていき、最終的にはフルで働いてみる)をすると思いますが、
できるのであれば、試し出勤の前の「更に試し出勤」をしてみることをおすすめします。
休職してあまり体を動かさない生活をしているので、思った以上に体力が落ちていることに気づくと思います。
だからといって、無理はしないように。
私は平日は雨の日も雪の日も基本的には通勤訓練をしていましたが、少ししんどいなと思ったら休んでいましたし、休日はきちんと休養をとっていました。
あとは、ストレッチをしたり、腕立て伏せや腹筋をやったり、週末にはテニスをしたりもしていました。これくらいできる状態になれば、十分に復職できるレベルにあると言えるのではないでしょうか。
復職する部署について
人間関係が理由で休職した場合を除けば、休職前の部署に復職するのが通常と言われています。
私も人事から元の部署への復職を提案されました。
私は人間関係が原因で、今回のような状態になったわけではありませんが、休職期間中に冷静に考えてみたところ、休職前の仕事内容に負担を感じていた (無理をしていた) ということがありましたので、正直に人事にその旨を伝え、異動をお願いしました。
ここで、人事には言いにくい(自分の今後の評価に不利に働く)といった理由で元の部署に復職した場合、また再発して再休職してしまうことにもなりかねないと思いました。
そうすることが、会社にとっても自分にとっても幸せなことではないのが分かっていましたので、自分の体のことを最優先に考えること、それが自分にとっても家族にとっても会社にとってもベストであるとの考えに至りました。
サラリーマンとしては非常に勇気がいることだと思いますが、何が最優先かをよく考えて、ベストだと思う選択をするべきだと思います。
まとめ
現在、私は復職できる状態まで回復したと思いますが、まだ実際には復職には至っていません。
今後、かかりつけ医から試し出勤可能との診断書をもらい、産業医との面談を経て、試し出勤することになると思います。
また、今後、進展がありましたら、ブログに追記する予定です。
この記事が、うつ病で悩んでおられる皆さんの一助になれば幸いです。
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